グラベロ

目標、体重マイナス10kg。

BELL SUPER2R

 ニラです。

 今回は街乗りともグラベルロードとも関係のないヘルメットをご紹介。
 
 29erのリジッドMTBでトレイルを楽しんでいたのですが、お誘いがあって常設のダウンヒルコースに赴く事になりました。
 さすがにリジッドダウンヒルはきついので、フロントを友人が余らせていたサスペンションフォークに換えて、とりあえずフルフェイスのヘルメットとウェアはレンタルで遊んだのですが、これがまあ楽しいこと楽しいこと。
 これは続く趣味になる! と思ったので、あっさりフルフェイス系ヘルメットを購入いたしました。
 
  BELLのSUPER2R。
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 今はMIPSという衝撃を逃すシステムを採用したモデルのみの販売になっています。
 MIPSとは、衝撃が加わった時にヘルメットの内装が動いて衝撃をそらす的な機能で、開発した会社が各ヘルメットメーカーに技術を提供しているようです。
 なので、BELLのみならずGIROやSCOTT、トレックなどもMIPS採用のヘルメットをラインナップしているんですね。
 アメリカメーカーと、アメリカで強いメーカーが揃っているあたり、なかなか興味深い。
 
 さて、このSUPER2R、見た目は普通のフルフェイスヘルメットですが、
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 このように、チンガード部分が外れ、トレイル向けのヘルメットにもなるという素敵システムが組み込まれております。
 マウンテンバイクのエンデューロ競技向けに、ダウンヒルの時はフルフェイスで、リエゾン区間(タイムは計らないけど、次のタイム計測地点まで移動する区間)ではハーフで使ってねという感じでしょうか。
 
 通常のフルフェイスヘルメットと比べると、接合部があるぶん強度が弱いのは間違いなく、もっと言うなら一般的なフルフェイスヘルメットと比べると妙に軽く、チンガードの外殻が薄いのも気になるところ。
 ガチダウンヒルだと厳しいと思いますが、素人のゆったりダウンヒルならいけるんじゃないでしょうか。
 さすがに身を以て試すのは避けたいですが、そう遠くない未来に試せる気もするので…。
 
 強度と引き換えの分割機構はなかなか便利で、家のヘルメット置き場が少なく済むという考えもありますが、遊びに行った現地で幅広い状況に対応できるのが何よりの魅力でしょう。
 あとフルフェイスでガーッと下ってきてチンガードを外したときの開放感は、ひと試合終えてスパイクを脱いだときの気持ちよさに通じます。
 
 現行のMIPSモデルなら強度の不安も感じないようですし、分割機構に魅力を感じたら、他に選択肢もないですしこれで決まりでしょう。
 逆に、特に惹かれないということであれば素直にフルフェイスに行った方が幸せになれると思います。