グラベロ

目標、体重マイナス10kg。

fabric scoopサドル

 ニラです。

 自転車体と接するパーツ編。
 もっともデリケートなサドルでございます。
 サドルに関しては、何もかも個人の感想です。効能には個人差があります。ありまくります、と最初から逃げの姿勢で行きたいところです。
 
わたくしのケツに合うサドル、それはfabricのスクープサドルであります。
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 写真はフルサスMTBにつけている黒/白ですが、レネゲードには黒をつけております。 
 ファブリックと聞いても耳慣れないかもしれませんが、中身はchargeが以前販売していたスクープサドルです。それの形状違いがいくつか追加されているというもの。
 座面が平らなフラット、盛り上がった形状のラディウス、両者の中間のシャローと3タイプあり、わたくしはシャローを使っております。
 
 もともと29erのマウンテンバイクがchargeで、chargeのスプーンというサドルがついていたのですが、これが5000円もしない安サドルの割にやたらケツにフィットしたというのが、わたくしとchargeサドルの出会いでした。
 その頃ロードバイクには25000円くらいのサドルを使っていたのですが、戯れにchargeブランドのスクープサドルを試してみたら、これもまた妙にしっくりきたと、そういう幸運な出会いがあったんですね。
 結果、サドルは全部charge系のものになってしまいました。
 
 モノとしては1万円弱ながら見た目はそうと思わせないよう設計されており、その意味では良い質感。座面は滑りづらいマイクロファイバー、と公式サイトにはありますが、まあ滑り止め加工がされたPVCですね、これで包まれていて程よい抵抗感があります。
 フラットは硬めでラディウスは柔らかめと、形状によってクッションも変えてきているようですが、こればかりは何度もしつこいですが好みの問題ですので、大規模スポーツ車専門店で触ってみるか、博打で買ってダメだったらパッと売っちゃうのがいいと思います。

 付け加えておくこととして、質感や軽さなど、突き詰めれば高価格帯のサドルに勝るものではありません。
 あくまで安い割にいい、という立ち位置のものですので、過剰な期待はされぬよう。
 わたくしは非常に気に入っておりますので、なんならchargeの安いスプーンサドルでいいので一度試してみてもらえると嬉しいです。

ではまた。



 

以下は蛇足。
 
 このファブリックというブランド、取り扱いはキャノンデールなんですが、店舗で扱うには什器一式を揃えなければならなかったりして導入コストが高いうえに、店を飛び越えてamazonで直接売るという時代に逆らえない措置を講じたらしく、発表のあった展示会では
 「やってられっかボケ」
 「何がアルミ教だ」
 「ドレル○ね」
 など、大評判だったと伝え聞いております。
 これは規模の大きな店じゃないと取り扱うのは大変そうです。
 
 なんか妙にアップル臭い公式サイトの作りもあり、わたくしの友人(自転車屋勤務)などは
 「いけ好かねぇ」
 「何がアルミ教だ」
 「ドレル○ね」
 など、こちらでも大好評でした。
 
 今の時代の新興ブランドとしては妥当な商売だと思うのですが、特にブランドヒエラルキーが重視される傾向の強いロードバイク界隈においては一定数のアンチが存在するようで、周りにアンチドレル原理主義者の友人・知人・店舗などあるようでしたらご注意ください。
 サンプル1名ですが、あまりに苛烈なドレル○ねっぷりだったので…。